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オーストラリアでシェアハウス探しする時はこれを聞く!


この3ヶ月で20件近くシェアハウスのインスペクション (Inspection) をしました。
Inspectionを重ねるうちに、どういうことに気をつければ自分の希望に合う家が見つかりやすいが自分なりにわかってきました。

Inspectionとはシェアハウスを探すときに、部屋の内覧、見学することです。
オーストラリアではシェアハウスを探す時
  • ネットでシェアメイト募集の広告を探す
  • 掲載者に直接連絡してinspectionのアポイントメントをとる
  • 実際の家に行き、inspectionする
  • 入居を決めた場合はボンド(保証金)を払う→引っ越し
という流れになります。

シェアハウス探しでもっとも有名なのはgumtree(英語)、シドニーの日本人コミュニティであればJamsです。
私が使ったのはFlatmatesです。
Flatmatesは平均予算がやや高めですが、いい物件が多いという声が私の周りでは多いです。

シェアハウス探しの手順については詳しく書かれているサイトやブログがたくさんあるので、ここでは省略して、実際にシェアハウスのinspectionに行った際に私が確認・質問していたことについてまとめました。

 <基本事項> 

まずは、必ず確認が必要な基本的な質問。

  • Bill (光熱費、インターネット等)はすべてレントに含まれているか
    シェアハウスの募集広告には必ずレント(rent)や家賃がいくらなのかが載っています。
    多くの場合、billと呼ばれる光熱費が含まれています。
    家によってはインターネット料金はレントとは別に毎月または週ごとに払う所、レントに含まれるのは部屋の賃貸料だけで光熱費等は別途3ヶ月ごとにシェアメイトで割る(こちらではquarterまたは3ヶ月毎に請求がきます)所…などレント+αがかかることがあります。
    洗剤、トイレットペーパー込みの家もあれば自分の分は自分で買わなくちゃいけない家もあります。
    中にはお米も家賃に含まれているお家もあります!(ただ日本人の好きなタイプのお米かどうかはわかりません。笑)
  • ミニマムステイ(最低滞在期間)はあるか
  • 万が一それより早く出る場合ボンドは戻ってくるか
    最低滞在期間が全くないところもあれば、6ヶ月以上のlong termを希望するところもあります。
    交渉次第ではそれより短くしてもらえることもあるので、希望よりミニマムステイが長いからといって諦める必要はありません。
  • 何人住んでいるか(男女比)
  • オウンルーム(一人部屋)かルームシェアか
  • 何人で部屋をシェアするか
    少しややこしいのですが"シェアハウス"とは家をシェアすることです。
    一人部屋のことはオウンルーム(own room)と呼びます。
    ひとつのベッドルームにベッドを何個かいれて、一部屋を何人かでシェアすることを"ルームシェア"と言います。
    city中心部では一部屋にbunk bed (2段ベッド)が2個ある4人部屋が多いです。
    たまに広いマスタールームにシングルベッドが4個ある4人部屋もあります。
  • バスルーム、トイレはいくつあるか
  • 何人でバスルーム、トイレをシェアするか
    cityで多いのは4人部屋×2ベッドルームの8人フラットで、2バスルームです。
    中には4人部屋×2+2人部屋×2=12人が住む一軒家なのに、バスルームが1つしかないところもありました。。。

    人数に対して、バスルームやトイレが少ないと混み合って入りたいときに入れないことがあるので、バスルームとトイレの数は重要です。
  • 交通の便
    駅から近いか。cityからの距離。夜遅くなってもナイトバス等が出ているか。
    cityに職場や学校がある場合、cityから遠い場所に住むと移動時間がかかるだけでなく、交通費がかかります。
    以前住んでいた場所はcityから電車で20分程度でしたが、片道400円ほどかかっていました。

    1週間の交通費を考えると、多少家賃が高くても交通費のかからないcityに住んだほうが結果的に得だと考えることもできます。
上記の質問は必ず確認が必要な点かなと思います。
そもそも質問しなくても、シェアメイト募集の記事に載っている場合が多いです。

<シェアハウス探しで私が必ず聞くこと!>

以下は+αで確認しておけば、実際に住んでみて失敗したと思うことが少なくなるであろうポイントです。

  • シェアメイトは何をしているか

シェアメイトが学生なのか、働いているのか。
学生ならば語学学校の生徒なのか、大学生・専門学校の生徒なのか。
働いているなら、フルタイムなのかパートタイムなのか。
語学学校の生徒なら恐らく週4~5で学校、午後に授業が終わる人が多いし、ワーホリの人が多い。
大学生なら語学学校の生徒に比べると、しっかり勉強している人が多いので落ち着いた環境なことが多い。
学生ビザで長期滞在している人 or ローカルの人などです。
フルタイムで働いている人なら、月~金曜日まで毎日仕事なので、昼間は家にいないことがほとんど。
自分の生活スタイルと合っている人のほうが一緒に住んでいて気楽なので、私はワーホリの人が多い家よりは大学生やフルタイムで働いている人が多い家を好んでいました。

  • シェアメイトはどれくらいここに住んでいるか

長く住んでる人が多い家は、大きな問題もなく快適な家なんだろうなと。
もちろん自分と合う合わないはあると思います。
ミニマムステイの関係もあるので、短期ステイが多い家=悪い家ってことではありません。
ただ、出入りが激しい家よりは長期ステイしている人が多い家のほうが落ち着いている印象です。
なので、この質問は必ずしていました。

今の家はミニマムステイが3ヶ月にも関わらず、みんな1年くらい住んでいる人がほとんどなので住み心地がいいんだろうなと思います。
私も今のところできるだけ長くこの家に住みたいなと思っています。

  • オーナーは一緒に住んでいるかどうか

オーナーが一緒に住んでいる場合、オーナー本人がその家に住んでいるため家のメンテナンスが行き届いていることが多いです。
デメリットはその分気を遣うことが多いこと。
前回の家はオーナーと一緒に住んでいたので、部屋の手入れは常に行き届いていましたが、その分逐一チェックされてるような気がして気を遣いました。。。
醤油のにおいが気になるって言われたり……。笑

オーナーが別に住んでいる家は常時チェックされない分気楽です。
オーナーが一緒に住んでいないからと言って、家の手入れが行き届いていないかというとそんなことはありません。
今の家はオーナーは一緒に住んでいませんが、定期的に来て家のメンテをしてくれますし、毎週クリーナーの人が来てくれるのでキッチン、バスルーム、トイレなどはいつも綺麗です!
友達にはオーナーと2人シェアの子や家族とシェアしている子もいるので、人それぞれですね。

  • 掃除は当番制かクリーナーが来て掃除してくれるか

クリーナーの有無は必須ではありませんが、クリーナーが来る家のほうが清潔で綺麗に保たれていることが多いです。
もちろん使用後にそれぞれがきちんと後片付けをするのは当然ですが、文化なのか個人なのか人によって"綺麗に片づける"の基準が違うな~と思うことがあります(笑)
クリーナーが定期的に来ると、"綺麗に片付いた清潔な家"が保たれます。
特にバスルーム、トイレ、キッチンが毎週ピカピカになってるのは嬉しいです❤

  • シェアメイトは料理をよくするか

前回のシェアハウスでは、料理がしたくてもほとんどキッチンが使えなかったのでこれも聞くようにしていました。
中にはキッチンを使われるのを好まないオーナーもいて"Prefer light cooking"などと書かれていることがありました。
私自身は料理が得意ではないこともあり、毎日料理するわけではないのですが週何日かまとめて作り置きしたいので、料理してもいいのかを確認する意味も込めて聞きます。
シェアメイトがあまり料理しないと言われたら、たまに料理する分には問題ない?って一応確認していました。

  • Dryer(乾燥機)は使えるか/洗濯物を外に干せるか

乾燥機は家にあっても電気代がものすごくかかるので使えない家がほとんどです。
庭がある家だと外に洗濯物を干せますが、マンションだとバルコニーがあってそこに干せるのか、室内にしか干せないのかに分かれます。
私はできるだけ、洗濯物は外に干したいので結構重視していました。
室内に干すと臭いがつくし、部屋自体も湿気るのであまり好きじゃありません。。。

  • 洗濯機は週何回使えるか

ホームステイも前回のシェアハウスでも洗濯物をまとめて一緒にされるため、週1回しか洗濯できませんでした。
チャイルドケアセンターで働くとすぐ洋服が汚れるので週何回まで洗濯できるのかは私にとって大事なポイントです。実際は週2回くらいで十分なんですが、制限されているのとされていないのじゃストレスが違います(笑)

オーストラリアは年中水不足で夏になるとwater restrictionがあるので、洗濯やシャワーの回数を気にするオージーが多いです。
今までinspectionに行った中では、気にしない家と週2回までの家が多かったです。
今の家は好きなだけ洗濯できる上に、洗剤も込みなので嬉しい!

  • シャワーのお湯は無制限か/シャワーは何時まで使えるか

日本ではお湯の蛇口をひねったら無制限にずっと温かいお湯が出ますよね。
オーストラリアではいまだに給湯システムがタンク式な家があります。
大きなタンクに電気で温められたお湯が貯まっていて、シャワーやキッチン、洗面所のお湯はそのタンクから出ます。
なので、そのタンクのお湯を使い切ってしまうと次にタンクにお湯が貯まるまで水しか出ません。そして、次にタンクにお湯が貯まるまで時間がかかる。
たとえば、前の人がたくさんお湯を使ってタンクのお湯がほとんどなくなってしまったら、次の人はシャワー中に水しか出ないなんてことがありえます。

水不足への意識でシャワーの時間が10分と決まっている家もあれば、このようにタンク式でお湯が出なくなるから10分と決めている家もあります。 ただ、最近はタンク式より瞬間湯沸かし器?ガス式?がほとんどのようで、inspectionに行った中にはタンク式の家はありませんでした。
一軒家ではまだまだタンク式の家があるのかもしれません。
シャワー10分以内と決められている家はいくつかありました。

シャワーを何時まで使えるかは、家によっては○時以降はダメという所もあるので確認していました。
ちなみにホームステイした家は、基本的には21時以降シャワー禁止、22時半以降は特別な理由がない限り電気・電気機器をOFFにするルールがあったので、21時までにシャワーを浴びて22時には寝ていました(笑)

以上です。
また思い出したら追記します:)

私が家探しで重要視していた点は、便利さ(cityの中心地)より快適さ(長く住みたいと思えるか)でした。
週の半分を学校、残りは課題と時々バイト(まだ始めてませんが)という生活になるので、家で過ごす時間が多くなります。
なので、落ち着いて自分のペースで生活できる家を探していました。
みんなでわいわい過ごすよりも一人の時間も大切にしたいし、綺麗で清潔な家がいい、たまに料理もしたい、洗濯物は日の光を浴びて干したい…。
些細なことですが、これが私にとって快適な生活を送る上で大事でした。

たとえば、もし自分がワーホリで来てがっつり働きたいのであれば今の家は選びません。
ルームシェアで節約しつつ便利なcity中心に住むと思います。
働いていたら寝る以外はほとんど家にいないと思うし、みんなで わいわい過ごしたりもしたいので、多国籍な人が住んでいる大人数のcityのマンションでルームシェアかなー。

私は今までにオーストラリアで5回以上シェアハウスをしていますが、その時々で求めるものが全く違うので住んでいた家のタイプも全く違います。

こあら留学観察日記: オーストラリアで今まで住んできたいろんなタイプのシェアハウス

オーストラリアに住む留学生のほとんどが経験するシェアハウス。 私も今回の滞在で2回、前回の留学時に3回シェアハウスをしました。 シェアハウスと言っても、本当にいろんなパターンがあって、一人部屋やルームシェア、留学生とシェアやオージーとシェア、大人数とシェアや家族とシェアなどいろいろ。 その中でも私は 家族とシェアハウス 主にオージーとシェアハウス オージーと二人だけのシェアハウス ...


シェアハウスは何を"家"に求めるかで、どの家がいい家なのか変わってきます。
事前に自分が大事にしたいことを把握してinspectionの時にしっかり確認すれば、自分に合った家、住んでみてがっかりしない家が見つかりやすくなると思います。

同時に家探しはタイミングもあります。見つからないときはいくら探しても見つからない!笑
そういう時は、妥協できる点は妥協するか粘れるまで粘る。
私は引っ越し前日のお昼に今の家を見つけれるまで粘りました。が、正直かなり焦っていました(笑)

シドニーにきて84日目。
一昨日40度だったのに、週末は20度くらいでひんやり。

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